リャウゾフ ボリス ヤコブレヴィッチ
Ryauzov  Boris  Yakoblevich
 
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ロシア共和国人民芸術家
全ソ美術アカデミー正会員
レーピン賞受賞
月光荘画家
 
統一芸術家ランキング      ランキング  4A
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1919年 アストラハン州ビリャチャ・カサ村に生まれる 
1941年 オムスク市美術大学卒業 在学中コズロフに師事
1994年 死去
展覧会 1941年〜
朝鮮、モンゴル、シリア、ニュージランド、日本、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、イタリア、ドイツ、エジプト、カナダ、レバノン、ロシア各共和国多数。
 
月光荘も取り扱った巨匠リャウゾフ


リャウゾフ氏はソ連時代(1970年代)、国家的最高学術機関である芸術アカデミー正会員としてロシア絵画界で重要な役割をは果たしました。また、その芸術活動は高く評価されロシア功労人民芸術家,レーピン賞など数々の称号を受け、ロシア現代絵画の巨匠と称されています。

  リャウゾフ氏は故郷シベリアを愛し、極東クラスノヤルスクにアトリエを構え、雄大で厳しい自然、その中でたくましく生きる人々を暖かい視線で描きつづけ、”シベリアの偉大な風景画家”と呼ばれ慕われました。

リャウゾフ氏はロシア芸術界に多大な功績を残し、惜しまれながら1994年に亡くなりました。故郷では、その功績を称えるリャウゾフ美術館の建設が進んでいます。

リャウゾフ氏の作品は、トレチャコフ美術館、ロシア美術館等ロシア各地の美術館をはじめ日本、ハンガリー、インドの美術館で展示・所蔵されています


  リャウゾフ氏は月光荘が扱ったロマジン,グリッツアイ,ムィリニコフ,シェルバコフ,ストジャロフ,ロマスなどの数少ない芸術アカデミー会員の一人で,シベリアの氷原を描いては氏の右に出る人はいないとまで賞賛されています。


  芸術アカデミー会員とは,現在の日本で例えると芸術院会員に相当します。旧ソ連では芸術に対する評価が厳しく、職業芸術家として認められるのは、地域毎に組織された美術家同盟に入会が許可されメンバーとして登録されることが条件となります。

芸術アカデミー会員は、美術家同盟メンバーの中から特に優れたアーチストのみが厳選されます。芸術アカデミー会員は正会員,準会員を合わせても僅か189名(絵画部門89名)であり,ソ連邦の芸術家としては最高の称号として位置づけられています。

  
アート ハイロミィ